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差別と偏見と笑い(ネタ) 

今日は近代日本の「女性観」および、マンガに現れた「日本人像」や「外国人像」についての論文。要するに「イメージ史」ですな。
マンガのなかの「他者」 (ビジュアル文化シリーズ)マンガのなかの「他者」 (ビジュアル文化シリーズ)
(2008/10)
伊藤 公雄

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この本の中の吉村和真「歴史表象としての視覚的「日本人」像」という論文。明治期の風刺まんがに現れた日本人像や外国人像についてのもの。
近代日本の身体感覚近代日本の身体感覚
(2004/08)
栗山 茂久北沢 一利

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もう一つは、この本の鈴木則子「『女学雑誌』にみる明治期「理想佳人」像をめぐって」という論文。
ともにテーマが「偏見」とか「差別」とか「共有されているイメージ」というものと結びつくだろうと思って選んだ。要約者はM嶋さん、コメンテーターはF田さん。
コメントから、話は「県民性」「国民性」「人種偏見」など、そっち方面が中心になる。例外を言い出したらきりがないが、この手の話は飲み会で盛り上がるものだし、「笑い(ネタ)」として消費されてしまうものであることにも注意すべきだろう。差別はダメ、それに基づいたヘイトクライムなんて飛んでもない、というのは当たり前すぎるけど、問題は、ethnic jokeにしても、ネタとしてしまう感性を我々が根深く「内面化」している事だろう。最近話題にも問題にもなったと記憶しているが、『ヘタリア』なんか、偏見も含めたイメージが共有されていることを前提としたギャグマンガなわけだ。
今日は僕ばっかり喋っちゃたなあ(いつものことだが)。反省。
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男らしさって? 

今日からゼミが本格的にスタート。要約者はOS木さん、コメントはF瀬さん。読んだのは、この本から、編者の岡井さんの論文二本。
「男らしさ」の快楽―ポピュラー文化からみたその実態「男らしさ」の快楽―ポピュラー文化からみたその実態
(2009/09/25)
宮台 真司、

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まず概説論文で、今までの「男性学」の流れを押さえる。ザックリ要約すると、今までの「男性学」やマスキュリニティ研究はどうしても「メンズ・リブ」「脱鎧論(男らしさの圧力が男性を苦しめているんだから、そんな鎧脱げばいいじゃない、というもの)」そして、男らしさの犠牲者は男自身であるという「被害者化(これはいわゆるトラウマ問題とも関係あるよな)」の傾向があるという。だから、この本の編著者たちは、そういう傾向だけでなく(無視するわけではないにせよ)、タイトル通り「どのような行為が男らしさを構築し、快楽をもたらしているか」という、いわば「文化消費」の方面に目配りをしようとしているようだ(ようだ、というのは全部読んでいないから)。
岡井さんは、自身もなさっているそうだが、総合格闘技ジムに通う男性にインタビューし、格闘技という、いわば最初から「男臭さ(敢えて臭さ、と僕は言ってみることにする)」漂う世界を記述している。
議論でも、こういうジェンダーを扱うときは当たり前なのだが、男女の「非対称性」がどうしても目に付く。F瀬さんは「昨日の阪神の金本の出場辞退も「男の決断」というような見出しにされるわけですよね」と、なかなか鋭い時事ネタを仕込んでくる。
まだ最初でなかなか場が温まらなかったが、これは女性が多いのと、僕を含む男子もK1とかを見ないので、格闘技ではなかなか議論が盛り上がらなかったんだよね。来週からもっと頑張りましょう(お互いに)。

2010年度ゼミ開始 

今日から前期の講義開始。
そして、第一回目の学部ゼミも開催。
今年が国際文化学科としての、最後のゼミ。哀しいけど、なるべく悔いの無いように頑張りましょうね、皆さん。
今日は9名の学生諸君が終結。就職活動で欠席の2人を加えると、今のところ11名になる予定。
今日は来週から読む論文を手渡し、役割を割り振って終了。来週から読む本は以下のもの。

「男らしさ」の快楽―ポピュラー文化からみたその実態「男らしさ」の快楽―ポピュラー文化からみたその実態
(2009/09/25)
宮台 真司、

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今年のゼミは「「らしさ」の向こう側へ」、なんて、ひどく格好つけたタイトルにしたんだけど、まずは手始めに「男らしさ」ってどんなものか、というのを考えるために、2本くらい読んでみる。
でも、後で気づいたけど、参考文献一覧をコピーして渡すの忘れていた。明日に渡さなくちゃ。初っぱなから大ぼけ。
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