プロフィール

kws

  • Author:kws
  • このブログは、僕が担当しているゼミおよび論文指導などの記録です。
    「褒めて伸ばしたい」と思いますが、どこまでうまくいくことやら。ちなみに、僕も褒められて伸びる子でした。
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
冬ソナと昼ドラ
今日は林香里さんの本の第2回目。要約はM田さん、コメンテーターはF本さんとH山さん。
今日のテーマは何故冬ソナがあれほど中高年の女性に指示を受けたのか、という分析。林さんは様々な角度からその可能性を探っているが、特に僕が重要と思ったのは「女性が家族の付き合いではなく、自分の好みで一人で視聴する」習慣が根付いたことと、「純愛」をそのまま素直に受け入れる素地が彼女たちに備わっていたこと、ヨン様ことペ・ヨンジュンが演じるキャラクターが「女性性」というか、攻撃的な「雄」ではなかったこと、韓国社会の複雑な事情や時代背景を捨象した「普遍的」なドラマ作りに感情移入しやすかったこと、などがあげられるだろう。もう一つ重要なのは、いわゆる「2ちゃんねらー」がペ・ヨンジュン及びその支持層である中高年女性に対して攻撃的だったことも俎上に載せられている。
そこでTさんから「どうしてこんなに2ちゃんねらーはヨン様及びファンを目の敵にしたのか」という素朴且つ重要な問題提起がなされ、A部くんやN山さんの答えを補うべく、北田さんの本を紹介して「ネタ的なコミュニケーション形式」やら「ロマン主義的なシニシズム」だとか、「陰謀論による処理」だとか、そういう言葉で説明を試みる。
嗤う日本の「ナショナリズム」 (NHKブックス)嗤う日本の「ナショナリズム」 (NHKブックス)
(2005/02)
北田 暁大

商品詳細を見る

その後、コメンテーターのお二人から問題提起がなされるが、偶然二人とも「純愛の冬ソナ」と「ドロドロの昼ドラ」を対比して、何故中高年女性(主に主婦)はこれらを「同時に」享受できるのか、という疑問が呈された。それに対しTさんが「二つのドラマの需要層は違うのではないか(中高年といっても一枚岩ではなく2派に分かれているのでは)?」と質問し、A部くんも本屋でアルバイトしている経験から、ある種の本(極端なものだとハーレクインとか、「実録嫁姑もの」とか)を買う層というのはくっきり分かれていると証言した。
そして僕は上記の林さんの「一人でテレビを見る」という分析に触発されて、昼ドラも主に専業主婦が誰にも邪魔されず堂々と見ることができるからこそどぎつい描写が許されるのではないか、と指摘した。また、昼ドラも毎回のめり込むように視聴するものは少なく、例えば洗い物のBGV代わりに流れている、という消費のされ方の可能性なども指摘された。あと、K浦さんからは「韓国ドラマはタイでも人気がある」だとか「日本のドラマ『大奥』が韓国で人気」というレアな情報を聞く(東亜日報とかにそういう記事があるそうな。僕はまだ調べてないけど)。そのようなドラマの拡がりは、やはりアジアの「連続性」を感じさせる話ではあるな(具体的には「親孝行」のような話形が受け入れられるとか)。

ゼミの後はK山さんとF田さんの簡単な卒論相談。戦前の小学校の教科書を調べたい、というK山さんには、とにかく「現物」を手に触れる機会がある場所(資料館、図書館、教育系の大学、博物館)を調べるように指示。実際読んでみないと判らないしね。
京都の地蔵盆の変化を追いたいといっているF田さんには、早いうちから関係するお寺にアプローチを取り、インタビューを済ませておくこと、夏に調べさせてもらう候補地をお寺の協力のもと目星をつけておくこと、質問を考えておくことなどを指示。

そしてそのまま、就職内定が出た学生たちで、北山の焼き肉屋で乾杯(このところ飲み過ぎ)。

ゼミ | 【2008-04-29(Tue) 00:10:36】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する