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「甘え」といふこと
今日は『スピリチュアリティの社会学』の三章と四章。三章はアル中患者が寄り集まってお互い「断酒」を誓い合うというAA(アルコホリックス・アノニマス)についての論文、四章はバグワン・シュリ・ラジニーシのORM(和尚・ラジニーシ・ムーヴメント)についての論文で、要約はO澤(A)さん、コメンテーターはOB澤さんとHさんだった。
議論の的になった(というか、僕が仕掛けたのだが)のは、AAの互助的な動きというのは、例えば他のマイノリティ運動や障害者の活動とどのような共通点があるかという問題と、表題に掲げた「甘え」という問題設定だった。
甘えというのは、コメンテーターのHさんが参考文献として土居健郎先生の甘え論を持ってきたことから派生したのだが、ラジニーシ・ムーヴメントのような、ニューエージに特有の「緩やかな結合」というのはどのような性質を持っているかと考えたとき、僕の脳裏にひらめいたのは「甘え」という言葉だったのだ。甘えというのはなかなか定義が難しいが、性質として「自分に自由な相対的な裁量権があり、しかもそれによって他者とのつながりが否定されたりしない」という状態だと思う。こういうのって、ベタベタした関係は嫌だけど、程々の付き合いは保っていたいというネットワーク型の社会運動のコミットメントと共通性があるのでは、というのが僕の問題提起。
あと、AAからの連想で、立岩真也氏の「弱くある自由」という命題も思い出したりした。
弱くある自由へ―自己決定・介護・生死の技術 弱くある自由へ―自己決定・介護・生死の技術
立岩 真也 (2000/10)
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ゼミ | 【2007-05-07(Mon) 23:34:53】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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